講演会で子どもたちに伝えるなら、、

講演会にいる生徒と塾生とでは、伝えたいことは一緒でも、前提が違います。

塾生となれば、最低でも週に一回はじっくり話すので、サポートやフォローがいくらでもできます。

それに比べて講演会は、一期一会。

そこで人生が変わることはないと思っています。

ピンゼミのメッセージのこの境地に近いかな。

「海外に行って、人生変えたい!」ってよく言われるんだけど、海外などの非日常にあふれているのは人生を変えるきっかけに過ぎないよ。きっかけがなければ人生は変わらないけれど、きっかけだけで人生が変わるほど甘くはない。人生を変えるきっかけは、一瞬、心と体の向きを良い方向へ変えてくれる。でも放っておくとすぐ元に戻ってしまう。大事なのは、心と体の向きを変えたまま歩き出すこと。大変なことだけど、日常になるまで歩き続けることが人生を変えるってことじゃないかな。

おこがましくも、塾生の人生には大きく関わっていると思います。

心と体の向きが変わらないようにサポートしていくし、変わったとしてもそれをサポートしていきます。

ヒッチハイクで、那須高原から新宿まで

仙台から東京まで、ヒッチハイクをしたときのこと。

夕方からヒッチハイクを始めて、那須高原までは順調でしたが、そこで20分ほど立ち往生。

(それまでは奇跡の連続、車から降りた瞬間、待ち構えていたかのように次、乗りませんか?と声をかけられたことも、、、。そしてほとんどが教育関係者という、、、)

その後、レクサスがチカチカと私を呼んでくれたのでコワモテのおじさんの車に乗り込むことにした。

夜の街の経営術、別事業の経営、、いろんなことを教えてくれて、「勉強になりました!参考にします!」といったとき、

君が話を聞くべきは、私じゃないよ。通りすがりの人の意見なんかより、身近な人の意見としっかり向き合った方がいい。

それ以来、講演や次がなさそうな出会いのときは、そう伝えています。

子どもたちに伝えるときに気をつけること

もし、私の言っていることが参考になるなぁって思ったら実践してほしい。

でも参考にすべき意見や取り入れるべき考えは、身近にいるであろうあなたのことを大切に考えてくれている人であった方が良い。

(もちろん、残念ながらいないこともある)

それは親かもしれないし、先生かもしれないし、友達かもしれない。

そこだけは忘れずに、伝えたいことを伝えさせてください。

ということを気を付けています〜。

投稿者プロフィール

affetti
学習塾アフェッティ塾長が主に書いているブログ。

一般社団法人フリースクール愛媛 代表理事 
(フリースクールエルート理事長)
・愛媛県フリースクール等連絡協議会 代表
・NPO法人えひめ放課後協力機構 理事
・(愛媛県校内サポートルーム設置事業における)
不登校児童生徒等支援連絡協議会  委員

静岡県生まれ。
2012年4月、愛媛大学在学中に「対話」と「自立学習」メインの学習塾「学習塾アフェッティ」を開塾。
2019年4月、平日昼間の学校以外の学び場の重要性に気付き、「フリースクールエルート」を開所。

2015年、“未来を切り拓く29歳以下ニッポン代表”としてNHK(Eテレ)U29で特集される。
2017年より愛媛新聞ピントゼミナールゼミ長として「次代を生き抜くメッセージ」の連載中。
第1回(2018年)・第2回(2019年)松山市人間力大賞受賞。
2018年、第32回人間力大賞(青年版国民栄誉賞)会頭特別賞受賞。
2022年、フリースクールエルートでの取り組みが、『ルポ 誰が国語力を殺すのか』文藝春秋(石井光太著)に紹介される。
<<メディア実績>>
U29出演・おはよう四国・greenz・愛媛新聞・朝日新聞・南海放送・他多数
<<講演実績>>
愛媛大学・愛媛県教育研究協議会・市内小学校・四国若者1000人会議・まつやま経営プラザ・他多数