松山市萱町商店街に佇む学習塾affettiの孕石です。
肌寒い季節になって参りました。昨日は、松山の喧嘩神輿がありましたね。23人もの方が怪我をされたそうで、お大事になさってください。
伝統あるお祭りなのでね、僕もいくらか毎年寄付をしています。お返しはいつも塾の前のタバコの吸殻。

分かりますよ、非日常って何かいつもと違うことしたくなりますものね。
これくらい「いっか」って。毎年やってるから喧嘩してみたり、ポイ捨てしてみたり。

いいですよ。タバコの吸殻の100本くらいなら黙って拾って捨てられます。
でもね、もっと楽しいことありますよ!!って思います。

【自分に飽きてくる感覚が嫌で嫌でたまらない】
冒頭で、なんだか煽ってみましたが要するに「僕」と「祭り」の関わり方に飽きてるんですよね。
お金を毎年、払うだけでそれ以上の関わり方をしない。払う理由も、徴収(笑)にくるオジサンやお兄さんが強面すぎるから。

ビビりの僕は、
「いくらお支払すればよろしいでしょうか~?」
なんて聞いてしまう、格好悪い人間だ。

初年度は断ってたんだけど、だんだん怖いにぃちゃんがやってくるっていう罰ゲームを味わったので、一回目で払うことに決めた。

でももう四回目。飽きた。
だから来年は、お金払って少しでも関わるか、払わないかちゃんと決めよう。

【僕の仕事歴の羅列】
・人力車
・学習教材の販売
・家庭教師
・保険商材
・民間学童保育経営
・携帯電話販売
・ネット回線
・アルバイト紹介的なやつ
・飲食店コンサル
・各種イベント
・講演会
・SEO対策
・託児所経営

歩合でやってきたものがメインだけど、なかなか続かない。気づいたら別のことしてたり飽きたり諦めたりしてる。

よく「飽きないのが商い」っていうけれど、僕にとって「学習塾affetti」は本当に飽きない。
でもそれでいて、飽きないように色んなことをしている。

【過去、三年半やってきたこと】
資金0でスタートしたので、机が二つしかない状態から始まったaffetti。
そこから、生徒数に合わせて徐々に机を増やしていった一年目。
友人に、借りちゃえよと唆されて借りた隣のテナント。非日常を味わいたくて、壊した壁。
一つのテナントにしてしまった二年目。
机や椅子をグレードアップさせ、NHKのドキュメンタリー番組になった三年目。
二階をリノベーションし、スタッフ育成に力を入れている四年目。

僕の表の顔の変化はこんな感じです。

裏では、
生活するために、焼肉屋で「ホルモン」の下処理をしていたこともあった。
ハラミをスライスしていたこともあった。社長に、
「このハラミ腐ってんな。あ、お前のことじゃないからな。」
ってネタを出勤のたびに言われた(笑)
店舗の掃除を朝から昼過ぎまでやってたこともあった。
焼肉の油は本当にしつこい。

・・・

この苦労話はさておき。どうせこれからも苦労するし。

この変化が、僕を成長させてくれたし何より前に進む原動力をくれた。
飽きそうになったらとにかく変化を求めた。

【僕は伝えたいことを伝えたいだけ】
僕は「伝えたいことを、伝える手段」として学習塾を作った。そして、より多くの人に伝えたいと思うから、箱を一つ増やそうと思う。

「孕石がいるから、学習塾affettiなんだよ!」っていつも言われる。
有り難い。
これが僕の今までの生きがいだった。

でも、それだけが生きがいであることに飽きてしまった。だってもっと色んな考え方に触れたい・経験をしたい。かつ僕の伝えたいことをより多くの人に伝えたい。

僕がここで成長できる限度が見えてしまったからには、次のステージにいくしかないのである。

「孕石がいるから、学習塾affettiなんだよ。」
すでに僕には、この言葉の意味が今までとは違って聞こえる。

この言葉は、大きくなれるのだ。
僕の器に伴って意味合いが変化する。

ずっと言われ続けられるようなそんな気さえしている。

【道後に住んでいましたが、今月25日で引越し】
そんなわけで私、久米方面の鷹ノ子に一軒家を借りることにした。
二階に住みながら、一階で学習塾を運営する。

きっとまた飽きるまで、楽しくてたまらない生活が待っている。
日常と呼べるものを、極力なくしたい。

そんな人生の方が、おもしろくてたまらない。
やみつきだ。

投稿者プロフィール

affetti
学習塾アフェッティ塾長が主に書いているブログ。

一般社団法人フリースクール愛媛 代表理事 
(フリースクールエルート理事長)
・愛媛県フリースクール等連絡協議会 代表
・NPO法人えひめ放課後協力機構 理事
・(愛媛県校内サポートルーム設置事業における)
不登校児童生徒等支援連絡協議会  委員

静岡県生まれ。
2012年4月、愛媛大学在学中に「対話」と「自立学習」メインの学習塾「学習塾アフェッティ」を開塾。
2019年4月、平日昼間の学校以外の学び場の重要性に気付き、「フリースクールエルート」を開所。

2015年、“未来を切り拓く29歳以下ニッポン代表”としてNHK(Eテレ)U29で特集される。
2017年より愛媛新聞ピントゼミナールゼミ長として「次代を生き抜くメッセージ」の連載中。
第1回(2018年)・第2回(2019年)松山市人間力大賞受賞。
2018年、第32回人間力大賞(青年版国民栄誉賞)会頭特別賞受賞。
2022年、フリースクールエルートでの取り組みが、『ルポ 誰が国語力を殺すのか』文藝春秋(石井光太著)に紹介される。
<<メディア実績>>
U29出演・おはよう四国・greenz・愛媛新聞・朝日新聞・南海放送・他多数
<<講演実績>>
愛媛大学・愛媛県教育研究協議会・市内小学校・四国若者1000人会議・まつやま経営プラザ・他多数