本日:社会(公民)円安・円高とは?

では、ゼミ長メッセージからスタート!

「お金持ちになりたい」ってよく言われるんだけど、「お金を持って、何がしたいの?」っていつも聞き返しています。

そもそもお金は、物々交換の不便さから生まれたものなので、

「お金は持つもの」というよりも「価値(モノやサービス)のやりとりを仲介するもの」と考えた方が自然でしょう。

つまりお金は持っているときではなく、価値のやりとりをしているときにこそ価値があるのです。

本来の目的に立ち返ると、あなたの「やりたいこと」や「したいこと」が少しずつ見えてくるんじゃないかな。

「お金」と「勉強」ってどうしてこんなにも、重要だって言われながら育たざるを得ないのだろう…。

もちろんお金がたくさんある状態や勉強が非常にできることは、この世の中を生き易くしてくれるでしょう。

でも結局のところ、何がしたいの?

「やりたいこと」や「したいこと」のためのツールばかり考えていては、幸せにはなれないよね。

やりたいことがあって、ツールもあって、うまく循環する仕組みを作っていく。

一人ひとりがその意識を持つことで、大切だよねって思いを込めて書きました。

基本を学ぼう

【問題】

次の( )に入る言葉は、円高・円安どちらでしょうか。

1ドル120円から100円になった場合、(   )になったという。

【答え】

円高

【解き方】

円高と円安という言葉をニュース番組の最後の方で聞いたことがあるかな。

国が違うと、使うお金の種類が違うことがあるよね。例えばアメリカで「円」は使えないから、

一旦「ドル」に変えるんだ。そのときのお金の交換を外国為替って言うんだ。

覚えて

主語を「円」ではなく「ドル」と考えると分かりやすいよ。

「1ドルが20円安くなった」つまり、「円が高くなった」と考えよう。

重要

円が欲しい人とドルが欲しい人のバランスで為替相場が決まるよ!

問題にチャレンジ

次の会話文は、円のドルに対する為替相場の変動についてです。

健太さん:円安とは、例えば1ドルが{ア 110円から100円 イ 90円から100円}になることをいい、円高とはその逆になることを言います。

先生:よく分かりましたね。為替相場の変動は、貿易に大きな影響を与えますから、為替相場の安定性は、世界経済の大きな課題です。

(1)①について、為替相場が1ドル=100円のとき、1万円は100ドルと交換されるが、為替相場が1ドル=□円になると、1万円は125ドル

と交換されることになる。□に当てはまる数値を書け。ただし、通貨交換時の手数料は考えないものとする。

(2)文中の{ }の中から適当なものを、一つ選びその記号を書け。

(2014年度愛媛県立入試問題改)

解き方

(1) 公民というよりも、数学の問題だね!

求める数値をx(円)とおくと、

1(ドル):x(円)=125(ドル):10000(円)

125x=10000

x=10000/125

x=80

よって、80(円)

(2) 円の価値が下がる。つまり1ドルあたりの円が高くなっている状態だね!

アは、1ドルが、110円→100円

イは、1ドルが、90円→100円

よって、円安はイになるよ。

チェック

為替ってなに?

為替って聞くと、難しい響きだけど、お金の代わりになるものすべてが為替なんだ。

日本では、江戸時代から発達してきたと言われているよ。

応用

1ドルの値段はなぜ変わるの?

例えば、日本企業がアメリカに車を輸出するとドルが手に入るけど、

社員に給料で渡すときは、円に変えるよね!そのとき、シーソーが傾くんだ!

答え

(1)80円 (2)イ

投稿者プロフィール

affetti
学習塾アフェッティ塾長が主に書いているブログ。

一般社団法人フリースクール愛媛 代表理事 
(フリースクールエルート理事長)
・愛媛県フリースクール等連絡協議会 代表
・NPO法人えひめ放課後協力機構 理事
・(愛媛県校内サポートルーム設置事業における)
不登校児童生徒等支援連絡協議会  委員

静岡県生まれ。
2012年4月、愛媛大学在学中に「対話」と「自立学習」メインの学習塾「学習塾アフェッティ」を開塾。
2019年4月、平日昼間の学校以外の学び場の重要性に気付き、「フリースクールエルート」を開所。

2015年、“未来を切り拓く29歳以下ニッポン代表”としてNHK(Eテレ)U29で特集される。
2017年より愛媛新聞ピントゼミナールゼミ長として「次代を生き抜くメッセージ」の連載中。
第1回(2018年)・第2回(2019年)松山市人間力大賞受賞。
2018年、第32回人間力大賞(青年版国民栄誉賞)会頭特別賞受賞。
2022年、フリースクールエルートでの取り組みが、『ルポ 誰が国語力を殺すのか』文藝春秋(石井光太著)に紹介される。
<<メディア実績>>
U29出演・おはよう四国・greenz・愛媛新聞・朝日新聞・南海放送・他多数
<<講演実績>>
愛媛大学・愛媛県教育研究協議会・市内小学校・四国若者1000人会議・まつやま経営プラザ・他多数