井上さんに来塾いただきました。
一年前に「BCU発お墓プロジェクト」で、お世話になった井上さん。
先日開催された『パラワクdeつながっていこう会』で隣の席になったことをご縁に、アフェッティにお越しいただきました。
事前に「そういえば井上貴至さんって方がくるから、興味あったら一緒にどうぞ」って塾生に言ったら、
「話してみたいー、ちょっとタブレット貸して〜」と検索し始めて興味津々。
当日には、質問したいことで溢れていたそうです。
井上貴至さんのプロフィールはこちら
1985年大阪生まれ。 2008年総務省入省。2015年4月から自ら提案した地方創生人材支援制度の第1号で、世界一のブリの町・鹿児島県長島町に派遣、同年7月に副町長に選任。8月には南九州初、人口ビジョンと地方版総合戦略を策定し、ぶり奨学金など地域の課題を捉えたユニークな施策が注目を集める。2017年4月からは愛媛県市長振興課長。「ミツバチが花粉を運ぶように全国の人をつなげたい」という想いから、週末は地域の隠れたヒーローを訪ね歩き、地域の現場で活躍する方を招いてその思い・経験・知恵をみんなで共有する朝の異業種交流会「地域力おっはークラブ」を主宰。地方を創る若い力30名(朝日新聞社、2015)、日本を元気にする88人(フォーブスジャパン、2016)選出。
という唯一無二のキャリアを歩まれている方です。
日々のご活躍は、地域づくりは楽しいをご覧くださいませ。
井上さん、お忙しい中お越しいただき本当にありがとうございました。
塾生たちの感想①
先日、井上貴至さんとお会いする機会がありました。
井上さんは総務省に勤めるスーパー公務員(Forbes JAPANより)で、鹿児島の長島町で日本最年少の副町長の仕事に就き、地域創生の風を吹かせた方です。
現在は愛媛県に出向されており、我らが塾長と話をするまたとない好機に、我々塾生も便乗させていただきました。
事前に塾長に「井上さんにはどんな質問をしたら良いですか?」と尋ねたところ、「全部が守備範囲って、この前言っていたよ」って言われたため、少しびっくりしましたが、ご本人から「なんでも聞いてください」と言っていただけたため、お言葉に甘えて、年金制度や出生率、Gender GAPを埋める方策や研究医育成に関して質問をしました。
我々塾生からの回答する範囲が広い「ふわっとした質問」に対して、何が論点であるのかを明確にして長島町や愛媛県で勤務されていた時の経験や自分の考え方、ときにはご自身の趣味である柔道を用いたたとえを交えて「自分の言葉」で回答してくださったので私は感動すると同時に圧倒されるばかりでした。
私は井上さんの「風景に合わないものは将来使えなくなる」という言葉や「自分のやりたいことがあっても、あえて現状を維持し、流れに身を任せてみる」と言った考え方が、時間が経った今でも非常に印象的なものとして覚えております。
普段私たちと話す中でも即座にレスポンスを返してくる塾長が珍しく言葉を失っている様子を見て、「私は今、とてつもない人とお話しをしているんだな」と思いました。
そして質問者の目をしっかりと見て、少し考えながらも私達一人一人の話に耳を傾ける姿に「この人は他人の話を先ずしっかりと聞き入れて、それから自分の考えを広げて行く人なんだな」と思いました。
主張が激しく、少し早とちりな友人に囲まれている私には、それがひどく好ましく映りました。
私が将来、自分の意見がしっかり言える大人になったら、井上さんの元で働きたいなぁと思えるそんな2時間30分でした。
井上さん、お忙しい中ありがとうございました。
塾生たちの感想②
先日、総務省の井上貴至さんとお話しさせていただきました。
お話を通して、私が印象に残ったことは2つあります。
1つ目は、人とのつながりの大切さです。
井上さんが総務省に入り、この職に就いた理由は、大学で色々な人の話を聞き地方行政をしたいと思ったからであり、「この人と働きたい」という人がいたからだそうです。
「何をするか」も大切だけど「誰とするか」も大切だと仰っていました。
NPO法人「E-education」の税所篤快さんも同じことを仰っていたので、共通していると思いました。
周りの環境や人間関係がその人を形成してくと思い、これからは人とのつながりを大切にしていきたいと思いました。
2つ目は、井上さんは考え方の軸がしっかりしていると思ったことです。
環境の話でも、地方行政の話でも、井上さんの考えには「柔道」というものがあるのではないかと感じました。
話の内容を柔道に例えることも多かったです。
やはり、軸がしっかりしているから、考えがまとまっており、多方面で活躍できるだろうと思いました。
また心に残った言葉も多く、「道は一本ではない」という言葉は、今、将来に不安を抱えている私に、選択肢と心の余裕をくれました。
他にも「景色に似合わないものは失敗する」という言葉は、どのようなことにも当てはまる言葉で、大切にしようと思いました。
今回お話しさせていただいて、新たな物の見方、知識を得ることができました。この経験を今後の人生に生かしたいです。
ありがとうございました。
塾長の感想
「自分でレールを作って、そのレールで楽しむ!そして、みんなに楽しんでもらう!!」
そんな生き方は、起業した側の特権だと思っていました。
井上さんだけでなく、つながっていこう会に参加されている教職員の方も、「公務員=安定」なんて微塵も感じさせないソーシャルクリエーターでした。
「公務員になったら、休みの日しか自分のやりたいことなんてできないよ!」
何度かそんなセリフを塾生に言ってしまった記憶があります。
愛媛には、こんなにも『格好良い大人たち』が公務を全うしつつやりたいことを実践しています。
撤回いたします!!
「公務員も『やりたいこと』できるし、場合によっては大規模にできるよ!!」
アフェッティから起業家がどんどん輩出される未来は見えているけど、
今日は『スーパー公務員が巣立つ』そんな場所になる未来がうっすら見えてきました。
私自身にとっても、塾生にとっても非常に良い場になりました。
改めて、ありがとうございました!!
投稿者プロフィール
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学習塾アフェッティ塾長が主に書いているブログ。
一般社団法人フリースクール愛媛 代表理事
(フリースクールエルート理事長)
・愛媛県フリースクール等連絡協議会 代表
・NPO法人えひめ放課後協力機構 理事
・(愛媛県校内サポートルーム設置事業における)
不登校児童生徒等支援連絡協議会 委員
静岡県生まれ。
2012年4月、愛媛大学在学中に「対話」と「自立学習」メインの学習塾「学習塾アフェッティ」を開塾。
2019年4月、平日昼間の学校以外の学び場の重要性に気付き、「フリースクールエルート」を開所。
2015年、“未来を切り拓く29歳以下ニッポン代表”としてNHK(Eテレ)U29で特集される。
2017年より愛媛新聞ピントゼミナールゼミ長として「次代を生き抜くメッセージ」の連載中。
第1回(2018年)・第2回(2019年)松山市人間力大賞受賞。
2018年、第32回人間力大賞(青年版国民栄誉賞)会頭特別賞受賞。
2022年、フリースクールエルートでの取り組みが、『ルポ 誰が国語力を殺すのか』文藝春秋(石井光太著)に紹介される。
<<メディア実績>>
U29出演・おはよう四国・greenz・愛媛新聞・朝日新聞・南海放送・他多数
<<講演実績>>
愛媛大学・愛媛県教育研究協議会・市内小学校・四国若者1000人会議・まつやま経営プラザ・他多数
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