私は中学2年生の時にアフェッティに入塾しました。

全体授業を中心とする塾に相性が悪いと思ったことが入塾のきっかけでした。今考えると、この選択は自分にとって人生を大きく好転させた選択だったと思います。各教科細かいところまでサポートしてもらいました。これは他塾でも行っていることだと思います。

私にとってアフェッティが良かった所は他にあります。

それは、自習力がついたことです。アフェッティでは、自習学習ノートというもので、その日の勉強の計画管理を綿密に行なっています。これにより、言われてする勉強から、自分に何が足りてないか、それを補うために何をすれば良いのかを考える力、つまり自己分析力が身につきました。この力は高校受験、大学受験問わず必要だと思います。他塾では、この自己分析の過程を教師が完全管理で行っている場合が多いと思います。アフェッティはその過程を生徒に任せることで、自分で考える力が付きます。私は、中学1、2年次は定期テストの成績は決して良いと言えるものではありませんでした。しかし、3年になった時、成績が少しずつ伸び始めました。

自己分析力が身についてきて、自分の頭で考える習慣がついた証拠だったと思います。

その結果、中学入学当初は考えられなかった、松山東高校に入学することができました。

高校入学後も三年間アフェッティに通いました。

高校では硬式野球部に入部し、毎日部活がハードで勉強との両立がすごく大変に感じていました。そこで、アフェッティでは学校の勉強に最低限ついていけるように勉強しました。各テスト期間では、約一週間部活が休みになるので、そこで日頃のビハインドを取り返すために必死で勉強しました。

それにより定期考査では、しばしば上位20%の成績を収めることができました。

2年まではそのような勉強サイクルで上手くいっていたように感じられたのですが、3年になり受験生になってから入試問題と自分の実力とのギャップを感じることが多くなりました。私は、1年生の時から大阪大学工学部を目指していたのですが、共通テスト模試、実践模試を受ける中で、無理じゃないかという不安が募っていきました。3年次は部活の大会で本格的に勉強を始めたのが、8月からということも作用したと思います。結局現役時はその悪い流れがなかなか抜けず大阪大学は不合格になってしまいました。後期に受けた大学も不合格となり行く大学が無くなりました。浪人するしか選択肢がありませんでした。また、浪人するにあたり工学部志望から医学部志望に変えました。

勉強のハードルを高く設定しました。

私は隣県のの某予備校で浪人しました。その予備校は自習を中心とするところだったので私には合っていました。最初のほうは、授業を丁寧に受けようと意気込みましたが、結局続かず授業中も他の教科の勉強ばかりしていました。高校では、こういう生徒は失敗するとか色々言われますが、私は共通テストを一年で70%から86%まであげることが出来ました。

この数字から分かるように私は一年で学力を上げることが出来たのです。予備校の先生に質問に足しげく通ったり、特別にサポートをしてもらった記憶はないです。ひたすら自習しました。もちろん現役時も自習をしていましたが、浪人次の一年では決定的に違う点がありました。

それは、教科書を徹底的にやりこんだことです。

これを聞いて当たり前だと思う人が大半だと思います。ですが、成績が上がらないと悩んでいる人のほとんどが、教科書が徹底できてないのです。現役次の私は、難しい問題を解くことが美徳と考え、ひたすら難問を解き、教科書レベルの知識が抜けていました。

これは、浪人が決定したあとにアフェッティの先生と面談していて認識しました。

問題がわかった後は簡単なことでした。

教科書から始めて、少しずつステップアップしていく勉強を一年間続けました。そうするとじわじわと分かる問題が増えていきました。夏ごろの模試では医学部A判定を出すことが出来ました。

浪人の一年では、ほとんど成績が下がらず常に上げ続けることができました。結果、第一志望の医学部に合格することが出来ました。思ったより余裕の合格だったと思います。

一年間の中で休暇の時はアフェッティを訪ねて塾長と面談をしました。その時でも塾長はアドバイスや応援の言葉をかけてくれ、それがすごく心の支えとなりました。一年間これまでと違う環境で勉強できたのもそれまでのアフェッティでの積み重ねがあったからだと思います。

塾長始め先生方には感謝しかありません。

この感謝の思いは医師になってからの取り組みで返していこうと思います。

塾長メッセージ

まずは、医学部合格おめでとうございます。

あなたがいるからアフェッティで塾講師してるっていう人がいるくらい、やる気に満ち努力ができる好青年。中3のある時期から、考える葦として目覚めた感があるのを今でも覚えています。高2くらいからは、考えない・考えすぎない練習をするようになったかな。そのバランスを上手に保てた一年、飛躍の年になりましたね。また、気持ち新たに今までの常識を半分くらいドンガラガッシャンして、組み立ててみてください。チャンスの種を撒きまくり、芽吹きにすかさず反応で、やりたいことができる医者を目指していきましょう。応援しています。

投稿者プロフィール

affetti
学習塾アフェッティ塾長が主に書いているブログ。

一般社団法人フリースクール愛媛 代表理事 
(フリースクールエルート理事長)
・愛媛県フリースクール等連絡協議会 代表
・NPO法人えひめ放課後協力機構 理事
・(愛媛県校内サポートルーム設置事業における)
不登校児童生徒等支援連絡協議会  委員

静岡県生まれ。
2012年4月、愛媛大学在学中に「対話」と「自立学習」メインの学習塾「学習塾アフェッティ」を開塾。
2019年4月、平日昼間の学校以外の学び場の重要性に気付き、「フリースクールエルート」を開所。

2015年、“未来を切り拓く29歳以下ニッポン代表”としてNHK(Eテレ)U29で特集される。
2017年より愛媛新聞ピントゼミナールゼミ長として「次代を生き抜くメッセージ」の連載中。
第1回(2018年)・第2回(2019年)松山市人間力大賞受賞。
2018年、第32回人間力大賞(青年版国民栄誉賞)会頭特別賞受賞。
2022年、フリースクールエルートでの取り組みが、『ルポ 誰が国語力を殺すのか』文藝春秋(石井光太著)に紹介される。
<<メディア実績>>
U29出演・おはよう四国・greenz・愛媛新聞・朝日新聞・南海放送・他多数
<<講演実績>>
愛媛大学・愛媛県教育研究協議会・市内小学校・四国若者1000人会議・まつやま経営プラザ・他多数