塾生の3割程度の子に当てはまるのですが、ゆっくり学習をよくしています。
保護者の方にはあまり説明してこなかったのですが、最近した方がいいことに気づき少し解説しておきます。
よく喋れるけれど勉強が苦手な子、一見すると努力が足りないように見える子が今回の対象です。
一緒に勉強していく中で、ゆっくり度合いが見えてくるので、それに合わせて今理解できる範囲内から少しずつ固めていきます。成果が出るのが、半年ないし一年以上かかります。半数くらいは、わかりやすくテストの点としては出ないこともよくあります。ただできることは明らかに増えているのです。
無理に覚えさせる手を使う方もいますが、人生トータルで見た時に明らかにマイナスです。
周りも一緒にゆっくりに切り替える、それがどれだけ大切か。
通常学級の授業は構造上、ゆっくりな人たちに合わせることは難しいです。
そこに傷ついている子どもたちも一定数いて、家でも焦らされたらなかなかに辛いものがあると思います。
ゆっくりでいいし、ゆっくりするほかないのです。
くどいかもしれませんが、切り替えましょう。
(もし、通塾生の保護者の方で、塾の進度遅いと思ったら、そういうことだと思ってください)
もっというと、学びへの拒否反応が出ていた場合はデトックスにものすごい時間を要することもあります。
(そこにどれだけ価値があるかは、説明するまでもないかと思います)
通信簿が返ってきて、落ち込んで塾を探している保護者の方がいらしたら、ゆっくり学習ができるところを探してみるといいですよ!焦らず、今理解できるところからです。
投稿者プロフィール
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学習塾アフェッティ塾長が主に書いているブログ。
一般社団法人フリースクール愛媛 代表理事
(フリースクールエルート理事長)
・愛媛県フリースクール等連絡協議会 代表
・NPO法人えひめ放課後協力機構 理事
・(愛媛県校内サポートルーム設置事業における)
不登校児童生徒等支援連絡協議会 委員
静岡県生まれ。
2012年4月、愛媛大学在学中に「対話」と「自立学習」メインの学習塾「学習塾アフェッティ」を開塾。
2019年4月、平日昼間の学校以外の学び場の重要性に気付き、「フリースクールエルート」を開所。
2015年、“未来を切り拓く29歳以下ニッポン代表”としてNHK(Eテレ)U29で特集される。
2017年より愛媛新聞ピントゼミナールゼミ長として「次代を生き抜くメッセージ」の連載中。
第1回(2018年)・第2回(2019年)松山市人間力大賞受賞。
2018年、第32回人間力大賞(青年版国民栄誉賞)会頭特別賞受賞。
2022年、フリースクールエルートでの取り組みが、『ルポ 誰が国語力を殺すのか』文藝春秋(石井光太著)に紹介される。
<<メディア実績>>
U29出演・おはよう四国・greenz・愛媛新聞・朝日新聞・南海放送・他多数
<<講演実績>>
愛媛大学・愛媛県教育研究協議会・市内小学校・四国若者1000人会議・まつやま経営プラザ・他多数
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