今年のセンター試験の結果
現役で国立大学を目指す学生は、全員過去最高点が出るという結果になった。
「センター試験では、今まで以上の点数は出ないから安心しなよ〜!」と送り出した結果がこれである。
安心の言葉を踏み台に高く跳んでいく姿は、頼もしい。
逆に、私立大学入試・浪人を考えて取り組んでいた塾生はあまり芳しくない結果になった。
もちろん私立入試は、センター利用や併用をしない限りセンター試験の結果は関係ないので今から頑張っていただきたい。
そんなセンター試験2018。
受験の成功とは
正直に申し上げると、<受験>だとか<成功>だとかそういった言葉をいままで避けていた。
<受験>に合格することが<成功>であってはならないと、そうではないと強く言える大人が身近にいることが救いになるはずだと思っている。
それを敢えて言葉にしようと思ったのは、『<受験>に合格』が<成功>だとは言い切れない経年変化が、如実になってきたからである。
その安心の基盤が<受験の成功>という言葉を以って、新たな文化形成に繋がりに期待している。
<受験の成功>とは、ふつうそう考えられているように、受験科目においての精密な得点化をなし得たことが合格であり教育の成果として評価される訳ではない。
これから先、いかなる場面においても同様に「目的」を深く考え、適切な目標設定をし計画・実行を行い改善策を練り、次の行動に移していけるという一般的な能力をつけることが、<受験>の<成功>と言える。
6年前アフェッティを作ったときは気休めのような側面もあった言葉が、今では現実味と熱を帯びている。
<受験>の<成功>は、そうありたい。
投稿者プロフィール
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学習塾アフェッティ塾長が主に書いているブログ。
一般社団法人フリースクール愛媛 代表理事
(フリースクールエルート理事長)
・愛媛県フリースクール等連絡協議会 代表
・NPO法人えひめ放課後協力機構 理事
・(愛媛県校内サポートルーム設置事業における)
不登校児童生徒等支援連絡協議会 委員
静岡県生まれ。
2012年4月、愛媛大学在学中に「対話」と「自立学習」メインの学習塾「学習塾アフェッティ」を開塾。
2019年4月、平日昼間の学校以外の学び場の重要性に気付き、「フリースクールエルート」を開所。
2015年、“未来を切り拓く29歳以下ニッポン代表”としてNHK(Eテレ)U29で特集される。
2017年より愛媛新聞ピントゼミナールゼミ長として「次代を生き抜くメッセージ」の連載中。
第1回(2018年)・第2回(2019年)松山市人間力大賞受賞。
2018年、第32回人間力大賞(青年版国民栄誉賞)会頭特別賞受賞。
2022年、フリースクールエルートでの取り組みが、『ルポ 誰が国語力を殺すのか』文藝春秋(石井光太著)に紹介される。
<<メディア実績>>
U29出演・おはよう四国・greenz・愛媛新聞・朝日新聞・南海放送・他多数
<<講演実績>>
愛媛大学・愛媛県教育研究協議会・市内小学校・四国若者1000人会議・まつやま経営プラザ・他多数
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