時間はあるが、忙しい
<忙しい>は心を亡くすと書いて、忙しいというのは一旦、脇に置いて。
自分で仕事をしているおかげで、自由な時間はあるが忙しい生活を送っている。
様々なプロジェクトに首を突っ込みながら、少しずつ進展したり距離を置いたりしている。
そんな中「時間があるなら、やってよ」と言われることがある。
人が効率化して生んだ時間を、殺しにかかってくるその言葉に驚く。
向けられた殺意に戸惑い怖気付いてしまうのだが、「時給」という概念が「命」を軽視してしまっているのではないかと不安になる。
大学生の頃から歩合制のアルバイトを好んで選んでいた。
<時は金なり>ではなく<時は命なり>という自覚が18歳の頃から多少なりともあったからである。
(もちろん<時は金なり>とは、時間の大切さを説いたものなので、間違ってはいない。)
自分の命を換金していくことに、抵抗があった。
自分の能力を換金していくことに価値を感じていた。
私は、自分の命を積極的に使うし、誰かに使われるために生きているわけではない。
もちろんそれは時給をもらっていても可能なことではあるので、一概に命の軽視をしているとは言えないことは重々承知している。
何にせよ、社会の構造がそうさせざるを得なくしているところはある。
あるけれど、それに甘える必要も準ずる必要もない。
時間は、命であるという側面を塾生たちにはこれからも伝えていきたい。
投稿者プロフィール
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学習塾アフェッティ塾長が主に書いているブログ。
一般社団法人フリースクール愛媛 代表理事
(フリースクールエルート理事長)
・愛媛県フリースクール等連絡協議会 代表
・NPO法人えひめ放課後協力機構 理事
・(愛媛県校内サポートルーム設置事業における)
不登校児童生徒等支援連絡協議会 委員
静岡県生まれ。
2012年4月、愛媛大学在学中に「対話」と「自立学習」メインの学習塾「学習塾アフェッティ」を開塾。
2019年4月、平日昼間の学校以外の学び場の重要性に気付き、「フリースクールエルート」を開所。
2015年、“未来を切り拓く29歳以下ニッポン代表”としてNHK(Eテレ)U29で特集される。
2017年より愛媛新聞ピントゼミナールゼミ長として「次代を生き抜くメッセージ」の連載中。
第1回(2018年)・第2回(2019年)松山市人間力大賞受賞。
2018年、第32回人間力大賞(青年版国民栄誉賞)会頭特別賞受賞。
2022年、フリースクールエルートでの取り組みが、『ルポ 誰が国語力を殺すのか』文藝春秋(石井光太著)に紹介される。
<<メディア実績>>
U29出演・おはよう四国・greenz・愛媛新聞・朝日新聞・南海放送・他多数
<<講演実績>>
愛媛大学・愛媛県教育研究協議会・市内小学校・四国若者1000人会議・まつやま経営プラザ・他多数
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