本日:社会「古代の日本」

いよいよ高校入試が始まりますね。

 

今年は、松山東高校(1.18)の倍率が例年に比べ上がりました。

相変わらず人気が高いのが、松山南高校(1.20)と松山北高校(1.25)です。

ちなみに松山工業高校[情報電子](1.8)と西条高校[国際文理](2.5)と人気が集中しています。

 

 今なら(3月2日正午まで)志願変更できますので、本当は行きたかったけど諦めてた高校があるのなら受けてみるべし!
松山中央高校[0.95]が定員割れています!チャンス!
※学校側から積極的に出願後の志望校変更を促されることは聞いたことがありません。自分から積極的に相談していきましょう。
おそらく地方はどこも変わらないのですが「みんなが県立高校受ければいいのに」と思っています。
今のやり方だと、不合格への恐れが強すぎてしまうんですよね。
そして不合格になると「受験モンスター」か「無気力人間」のどちらかになるケースが多いです。
みんなで受験して、半分くらい落ちるくらいになれば、健全な悔しさが育まれると思うんですよね。
ちなみに私は、県立高校入試も大学入試も前期試験で落ちてます。
※愛媛県には、前期入試はありません。故郷静岡でも前期試験は撤廃されました。
「選ばれない経験」って人を成長させるし、「選ばれない耐性」を大人までにつけておかないと就職活動や恋愛で圧倒的に不利です。
「受験で落ちる・好きな人にフラれる」ぜひ学生時代でやっておきたいですね!
もちろん100%受かる気で取り組むし、付き合いたいと思って告白しないとつまらないですよ。
残念ながら300名ほどの中学三年生が県立入試で不合格になります。
ラッキーと思ってください。
今は思えなくても、将来必ずその経験が活かされます!
強くなれます!
乗り越えてくださいね!!
合格する方(まだ試験始まってない)は、おめでとうございます。
「選ばれる経験」も、また大切です。
掴み取ったからには、大切にしてくださいね!
ということで、本日は古代の日本!
スタート!

基本を学ぼう

【問題】

聖徳太子が、役人の心構えを示すために定めたものを何といいますか?

【答え】

十七条の憲法

【解き方】

聖徳太子は大王(天皇)中心の政治をめざし、冠位十二階の制度を設けたり、十七条の憲法を定めたりするなど、新しい政治を行いました。

チェック時代背景

倭国(日本)が権力を持っていた随(中国)の支配下におかれないように、日本の土台を作ろうとしていた。

覚えて603年:冠位十二階の制

有能な人を役人に用いようとしました。かんむりの色などで地位を区別する冠位十二階の制度は、家柄にとらわれず、才能や功績のある人物を、役人に取り立てようとした。

重要604年:十七条の憲法

仏教や儒学の考え方を取り入れた、天皇の命令に従うべきことなど、役人の心構えを示した。

一に曰く、和を以て貴しとなし、さからうことなきを宗とせよ。・・・

現代風:人と争うことなく、調和をなによりも大切にしなさい。・・・

二に曰く、篤く三宝を敬へ。三宝とは仏・法・僧なり。・・・

現代風:仏教を信じ、仏さま・お経・お坊さんを大切にしなさい。・・・

問題にチャレンジ

略年表中の矢印(↕)の期間に起こった、次のア〜エのできごとを年代の古い順に並べ、その記号を書け。

(2013年度 愛媛県高校入試問題改)

ア 桓武天皇が今の京都に京都を移した。

イ 倭王武が中国の南朝に使いを送った。

ウ 聖武天皇が奈良に東大寺を建てた。

エ 聖徳太子が十七条の憲法を定めた。

解き方】

時代背景や技術の発展を捉えると、順序が見えてきます!

 478年:倭王武が中国の南朝に使いを送る

倭の五王の一人である「武」であるワカタケル大王と言えば、「古墳」「銅剣」などがあります。

チェック

朝鮮半島南部における軍事・外交上の立場を有利にするために行われたとされているよ。

604年:聖徳太子が十七条の憲法を定める

詳しくは、基本で学ぼうに書いてあります。

チェック

法隆寺などの寺院は、古墳にかわって豪族の権威を示すものとなったよ。

8世紀前半:聖武天皇が奈良に東大寺を建てる

奈良時代と言えば、「東大寺」「大仏」があります。

チェック

奈良と言えば、710素敵な平城京で有名だね。

794年:桓武天皇が今の京都に都を移す

平安時代と言えば、「碁盤の目のような街並み」などがあります。

794うぐいす平安京(現在の京都市)で有名だね。のちの約400年間を、平安時代というよ。

重要

「時代のイメージ」を持つことで、年号を暗記していなくても、古い順に並べられるよ!

答え

(イ)→(エ)→(ウ)→(ア)

 

 

ゼミ長メッセージ

「どこの高校に行ったら良いんですか?」ってよく聞かれるんだけど、自分の志望校は自分で決めましょう。もちろん、周りの大人たちが一緒に、志望校選びを手伝ってくれるなら、アドバイスを求めても良いかもしれません。でも自分が持っている決定権を他人に譲ってはなりませんし、周りの大人たちもその権利を譲り受けてはならないと思います。人生を楽しむコツは、自分の行く道をあなた自身が決め、その責任を全うすることです。難しいことだけど、あなたならきっとできるよ。

投稿者プロフィール

affetti
学習塾アフェッティ塾長が主に書いているブログ。

一般社団法人フリースクール愛媛 代表理事 
(フリースクールエルート理事長)
・愛媛県フリースクール等連絡協議会 代表
・NPO法人えひめ放課後協力機構 理事
・(愛媛県校内サポートルーム設置事業における)
不登校児童生徒等支援連絡協議会  委員

静岡県生まれ。
2012年4月、愛媛大学在学中に「対話」と「自立学習」メインの学習塾「学習塾アフェッティ」を開塾。
2019年4月、平日昼間の学校以外の学び場の重要性に気付き、「フリースクールエルート」を開所。

2015年、“未来を切り拓く29歳以下ニッポン代表”としてNHK(Eテレ)U29で特集される。
2017年より愛媛新聞ピントゼミナールゼミ長として「次代を生き抜くメッセージ」の連載中。
第1回(2018年)・第2回(2019年)松山市人間力大賞受賞。
2018年、第32回人間力大賞(青年版国民栄誉賞)会頭特別賞受賞。
2022年、フリースクールエルートでの取り組みが、『ルポ 誰が国語力を殺すのか』文藝春秋(石井光太著)に紹介される。
<<メディア実績>>
U29出演・おはよう四国・greenz・愛媛新聞・朝日新聞・南海放送・他多数
<<講演実績>>
愛媛大学・愛媛県教育研究協議会・市内小学校・四国若者1000人会議・まつやま経営プラザ・他多数